
村山大明
TOMOAKI MURAYAMA

1989年 京都府生まれ。神奈川県在住。
幼少の頃より山村で育つ中で自然に興味を持ち、農業学校卒業後農業を行う。
その後、創造社デザイン専門学校卒業、画家としての活動を開始。
「調和・交わり」をテーマに、モノクロのペンによる細かな描き込みで動植物の群像を描く。またペン画風の立体造形「3-Draw series」を制作し、立体と平面を組み合わせたインスタレーションを展開している。
主な活動は個展・芸術祭出展のほか、企業とのコラボレーションによる空間装飾やプロダクトデザインなどを行なっている。
”自然の調和”をテーマに
動植物を描く。
私は小さい頃から、森へ行っては虫達の視点で自然を観察するのが好きでした。
森の中では様々な生き物が混じり合い、生死や善悪、美しいや醜いなどの区別のない世界が広がっていました。
俯瞰で見えていた境界も、近づくことでそこには無限のグラデーションが広がり、新しい世界が見つかっていく--。
ペン画で動植物を細部まで描くことは、森の中で自然を観察することと同じように、描く対象物を観察し、深く向き合うことのできる時間と捉えています。
人間主義的な考え方で画一された現代社会では、その時間そのものが大切です。
私の好きな森の世界と同じように、あらゆる生き物が交わり・調和する世界の表現を通して現代における人と自然の関係に少しでも良い影響の与えられる作品を作りたいと考えています。

「兎と春」(2021年 )485×860 mm
Achievements
2016.09 個展 芝田町画廊(大阪)
2019.11 個展 SUNABA gallery(大阪)
2021.09 「SICF21 Winners Exhibition」スパイラル(東京)
2021.09 「くどやま芸術祭2021」(和歌山)
2022.08 「六甲ミーツ・アート 芸術散歩2022」(兵庫)
2022.09 「K225 ART 心斎橋PARCO POPUP」(大阪)
2023.05 個展 ふなばしアンデルセン公園 子ども美術館(千葉)
2023.10 個展 伊勢丹新宿店 本館 6階 アート&フレーム(東京)
2023.12 「Bangkok illustration Fair 2023」(バンコク)
2024.05 「Affordable Art Fair Hong Kong」 from A gallery(香港)
2024.07 「大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ2024」(新潟)
2024.09 個展 伊勢丹新宿店 本館 6階 アート&フレーム(東京)
2024.11 個展 cocoNotsu・ギャラリー兼井(鹿児島)
2025.02 個展 Hideharu Fukasaku Gallery Roppongi(東京)
2025.02 「Art Fair Philippines」from Parallel+(フィリピン)
2025.04 「アートうごめく!Wonder Garden」(福岡)
2025.06 個展 ART FOCUS(タイ・バンコク)
History
幼少期
自然への興味
-京都府の山村で育つ
山村で育つ中で、身近にある動植物、自然の観察に興味を持つ。また、幼い頃から絵を描くことを好み、昆虫などを細部まで観察し、スケッチをしていた。
学生時代
農業から学ぶ
-農業学校へ進学・農業企業に新卒入社
農業を学ぶ学校に進学し、積極的に農業に関わる。生き物を様々な環境の中で育てるということの難しさと楽しさを経験し「人はたくさんの命の中のほんの一部ででしかない」という考えを学ぶ。
20代半ば
デザインワークに携わる
-デザイン専門学校に進学
-デザイン会社で5年間勤める
絵への興味を再実感し、デザイン専門学校へ入学。イラストレーションを専攻し、その頃からペン画を始める。卒業制作では学校賞受賞。卒業後は企業の社内報を中心に制作するデザイン会社で、イラストや漫画の制作、冊子・ロゴデザインなどを担当。
絵への興味を再実感・アートへの道へ転向
独立
独立・スタイルの確立
専門学校卒業から約5年で独立。
自然に囲まれて育った体験と、農業体験から得られた自然への愛と興味をベースに、制作と向き合う中で試行錯誤を経て、動植物をモチーフとしたモノクロペン画を軸とする現在のスタイルの確立へ。